IT Pro 「「ぶちっと何かが切れた音を聞いた」、陰険上司に手を出さず足を出した話」

http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/column/15/112000266/062600008/
メモ.

前回記事に書いた通り、「直属の上司は性格がねじ曲がっているとしか思えなかった」。繰り返される嫌がらせに、私はその陰険上司を憎んでいる、と言っても過言ではない状態になっていた。

 とうとう、ある日、私は切れた。拳を握りしめ、陰険上司をにらみつけた。殴ってやる。もうどうなってもかまわない、そんな気持ちになった。

 それでも「人に手を出してはいけない」という最後の砦はなんとか守った。そのかわり、足を出した・・・。

なれるSEや携帯軍曹さん枠だな.


IT業界の人だと,こういう理不尽な行いが日常の一部なのでそんなに驚かないけど,無垢な新卒学生が読むとどう感じるんだろう.

クリスマスイブの一日が比較的平穏に終わるかにみえた午後3時過ぎ、突然、課長から招集がかかった。なんと夜の6時からレビュー会議を開くという。(中略)我々の現場は都下にあり、急いで向かってもセンターまで2時間以上かかる。

開催の意義も、内容も分からない会議の場に座り続けるのはかなり苦痛である。招集こそされたものの会議の内容は私にとって専門外だった。最初のうちは理解しようと耳を傾けたが、さっぱり頭に入ってこなかった。

課長だけが満足そうな顔をして、「お先に」と明るい声で挨拶すると帰っていった。時計を眺めると深夜2時を過ぎていた。

 エントランスに降りると、当たり前ではあるが、クリスマスツリーのライトは消されていた。ライトを消された巨大なクリスマスツリーが真っ暗なエントランスに聳え立っていた。

 この光景は私に強烈な印象を与えた。それから25年が経ったわけだが、この間、クリスマスの時期になると、暗闇に立っていたクリスマスツリーの姿を思い出すことが時々あった。

1991年の年末というと,既にバブル崩壊が始まってたんじゃなかったかな.

1992年が明けてしばらくして、水曜日が早帰り日に設定された。なんでもメーカーの労働組合せいらしい。早帰り日の設定自体はいいことである。問題なのは、仕事の量が減った訳ではなく、現場の仕事に何らかの効率化が図られた訳でもなく、ただ、「水曜日は早く帰れ」と通告されたことであった。

 強制されて水曜日だけは早く帰ることになったものの、必然的に休日出勤が増えた。