半沢直樹エピソードゼロ

ヒルズに恋して」に続く,新しい伝説の誕生だ.*1

ロスジェネの逆襲 (文春文庫)

ロスジェネの逆襲 (文春文庫)

一方、新興の IT 企業である 「スパイラル」では、突如システムダウンが発生し大パニックに陥っていた。すると新人プログラマーである高坂圭が凄まじいプログラミング能力でシステムダウンを解消し、周囲を驚かせる。

その後加納専務は、社員達に「東京セントラル証券」のコンペに参加することを告げ、プロジェクトリーダーに高坂を抜擢するのだった。

オリエンテーションの会場に参加した高坂は自社の概要さえまともにアピール出来ず、代わりに若本が答える始末。若本に嫌味を言われ、暗い顔をしていると「東京セントラル証券」の新入社員・浜村瞳に声をかけられる。

「スパイラル」が作成している占いサイトのファンだと言う浜村に高坂は「あんなもん見てるんですか。」と馬鹿にした態度を取り、立ち去ってしまう。実はその占いサイトは高坂が作っているものなのだ。浜村は「感じ悪…」と呟く。

後日、「東京セントラル証券」とスパイラルの打ち合わせが開かれ、システムのことを質問された高坂は見事な回答をする。打ち合わせの後、高坂は「東京セントラル証券」のパソコンに不正アクセスがされていることに気が付き、注意喚起を行う。その後の調べで、その不正アクセス半沢直樹のパスワードが狙われたということが分かった。

うわあ.粗筋だけでなかなかすごい.

  • 「システムダウン」を「プログラミング能力」で解決
  • ベンチャー企業」が「証券会社のシステムリニューアル案件」のコンペに参加.しかも契約を獲得.
  • 「新人プログラマ」を「プロジェクトリーダー」に抜擢.
  • 初対面で占いサイトのファンだと言い出す女
  • 占いサイトのこと褒められて「あんなサイト」といったことに,「感じ悪い」という.*2
  • 他社のパソコンに不正アクセスがあったことに気がつく.
  • それで狙われたのが個人のパスワード.

新人プログラマがプロジェクトリーダーにとか,デスマーチ 一直線.

なれるSE4でも新卒ネットワークSEが「プロマネに大抜擢」されるけど,あれは「本職プロマネが夜逃げした」「社長が余計なことしやがった」「ありえねえだろ,こんなの」という展開なので,工兵の凄さアピールではなかった.

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新人教育に最適なドラマ




https://b.hatena.ne.jp/entry?url=https%3A%2F%2Ftogetter.com%2Fli%2F1451104

  • id:megadrive こういうハッキングバトルは、ことが起きた段階で既に完全敗北が決まり、事後報告になる地味な世界だということを無視しすぎ。時間軸のない脚本では現代的なドラマっぽく仕上がっててGO出すと、撮影後演出面で死亡す
  • id:flirt774 半沢スピンオフだったのか。ブルートフォースの可能性があります」でテレビ消した。連続ログイン試行をそもそも許すなよ、と・・・・・・おまけに2秒おきの試行って何万年かかるのかと
  • id:shikiarai 大手のパッケージソフトのフロント改修だけするのかなと思えば何故かDB設計してるし職掌も何もかも滅茶苦茶だし、トロイの木馬仕込むしで最高だった。
  • id:pppzzz 金融システムのリファクタに工期半年…PLに大抜擢されたのはエンジニアスキルは高いが管理調整スキルは未知数すぎる新人…そして彼が「俺が全て作る」と啖呵切ったがいやそれお前1人で保守運用までやるって意味だよと
  • id:schweintan USBと不法侵入の時点で見るの辞めたけど、他にも執務スペースで「半沢部長って左遷されたんですよね」って聞いちゃったり、初対面で突然占いの話してくる新入社員のヒロインがあり得なさすぎた
  • id:yogasa フィクションにするにしても凄い方に倒さないと。ショボい方に倒してどうするの…
  • id:take-it サブタイトルの時点で「令和にこれ!?」と思ったが、内容はもっと酷くて、クソ映画好きとしては楽しめた。半沢直樹でリアリティがグダグダで20代の恋愛を主軸にするのはナシだろ。前作への冒涜。
  • id:moonieguy ストーリー的にはこのクソ企業なら計画に利用できるってなってたからまあ。あと正月からトラウマを掘り返すリアルなドキュメンタリーとか見たくない。
  • id:wazpk6no こんなんより某銀行のリプレース扱ったほうがよほどドラマ性があるんじゃね?ノンフィクションでも涙無しには語れない

システム障害はなぜ起きたか~みずほの教訓 システム障害はなぜ二度起きたか みずほ、12年の教訓



  • id:tobethechange 吉沢亮がラジオのゲストで話してたけど、台本の仕上がりが遅くて、専門用語はすべて「○○○」だったらしい
  • id:box88 IT監修みたいな職業出てこないのかな。

どうせ,こんな感じでしょ.

  • あらゆるIT技術に精通.
  • 口頭・筆記の双方における高いコミュニケーション能力.
  • ドラマ撮影時のみの短期アルバイト,
  • 時給800円.

いったい誰が応募するんだ.

  • id:lacucaracha 技術的なツッコミどころは笑いながら楽しめたんだけど、些細なことにすぐ感情的になり、最終的には「この恨み晴らさざるべきか」的なロスジェネの溜飲下げさせポルノ調になるのが見ててしんどかった。

都庁爆破! [Blu-ray]

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  • 出版社/メーカー: TCエンタテインメント
  • 発売日: 2018/04/27
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  • 作者:高嶋 哲夫
  • 出版社/メーカー: 宝島社
  • 発売日: 2001/12
  • メディア: 単行本



https://b.hatena.ne.jp/entry/kabumatome.doorblog.jp/archives/65955835.html

  • id:gomisute44 元ネタの方は原作者が銀行OBだけに最低限のところはしっかりしていたはず。もし最低限の知識もない業界を描くなら勉強するなり監修付けるなりしないとダメでしょ
  • id:blueeyedpenguin 自社サービスがダウンしてるのに社員一同デスクを離れて障害発生中の様子を見守ってるのが面白かった。
  • id:toro-chan 見たけど突っ込みどころしかない。偶然そこに居合わせたプログラマブルートフォースアタックを指摘されるとか、ありえない状態ばかり。なお、最近はSOCさえも外注できるので、したほうがいいんじゃ。。
  • id:dfg5ivestar 看護師の友人が医療系のドラマにぷりぷり怒ってたのを思い出した。シンプルに病院の中走るな!とか。
  • id:dal 今までこういう微妙な気分を味わいながら医療系や警察の人はドラマ観てたんだなーとおもいました。
  • id:TequilaBancho オール・フォー・マンカインドみたいに関係者がいないと絶対作れないドラマが見られる時代になった一方で、僕の考える最強のプログラマーみたいな恥ずかしい設定見せられるの辛い。
  • id:pixmap 初っ端にサーバー停止が起こったとき、Slackでもメールでも電話でもなく、責任者のいる会議室まで伝令を走らせたあたりでこれはすごいドラマになると息を飲んだ。
  • id:delphinus35 プログラミング能力を認められてプロジェクトリーダーに抜擢って、次の日に辞表出してもおかしくないレベルだな。見てないけど。
  • id:sashiharajp 観たけど優秀な新人エンジニア(主人公)がプロジェクトリーダーに抜擢されて営業的なことをやらされ炎上するみたいな話だった。これ観て思い出して6年前に買って読んでなかった原作読んだらやっぱり面白かった。
  • id:chippoke まぁ、本業の人からしてみたらツッコミどころ満載だったのは想像できる。でも、まぁ素人の自分が見ても、今時証券会社がこんなゆるゆるな雰囲気で仕事してるとは到底思えなかったよ…。
  • id:kumanomiii 歴史に興味がない&勉強しない脚本家が書いた時の大河ドラマ(江、天地人、花燃ゆ、西郷どん)の感想もこんな感じだ。わからなくても脚本引き受けたなら最低限のことは調べてほしいよねえ。



  • id:gui1 そうそう。現実のシステム移行の話をリアルに再現するだけで映画一本撮れるよね。わたしの役は福山雅治でおKです(´・ω・`)

とある出版社の本社移転プロジェクトに参画することになった立華と工兵。とはいえ請け負ったのは一部ルーターの移設作業だけ……だったはずが、あまりの惨憺たる状況にプロジェクトマネージャーが逃亡。その代打を工兵が無茶振りされることに。新人にはハードルの高すぎる未経験の業務を前に途方に暮れる工兵。期限は容赦なく迫り、ベンダー各社はごねまくる。はたして工兵はPM業務を完遂できるのか!? そして立華のプライベートの一端も明かされるシリーズ第4弾!

まだしも,こっち原作でやった方が良かったのでは.

  • id:doksensei 下町ロケット陸王ノーサイドゲームの著者、池井戸潤がこの半沢直樹の著者であることを知らない人もいそう。池井戸作品の中でも半沢直樹は演出過多で読んでてお腹いっぱいになる感じある
  • id:wktk_msum 半沢に限らず、池井戸潤原作ドラマは基本コント演出連発させてる印象。ノーサイドゲームも初回からGMがタックルするとかありえん演出だった、コントだよコント
  • id:ayumun 原作者が銀行員だったのは95年までなので、ドラマの銀行の中の事も古かった。まあ、フィクションなんで。
  • id:jtw ツッコミどころ満載で、これはコメディードラマなのだと思ってた。面白いコメディーだった。
  • id:Momo_suke 役者の人がラジオで言ってた。リアル(笑)な用語を当てはめる為、撮影直前まで台本の固有名詞部分が空欄だったそうな。監修の方の苦労が忍ばれる。いっそファルシのルシがみたいな用語にしてやれば良かったのに。
  • id:hayashi-1 ツッコミどころのある本編と、ツッコミどころしかないっぽいスピンオフ比べるのはかわいそう。/専門家チェックを入れなかった理由を問いたいが、でもこんなボロボロだと依頼されても専門家が困っちゃうね
  • id:reuteri いやいや池井戸潤は元銀行員でしょ。脚本が一番大事なのに、なんで同じ脚本家使わないの?頭おかしいの?
  • id:sunagi これが重要なとこだけど、前回の半沢直樹とは脚本家が違っています。このスピンオフドラマに参加している脚本家がシーズン2の脚本を担当します。つまり高確率でこのクオリティの本編2期が来ます。震えて眠れ
  • id:nanoha3 脚本家、34才でフジヤングシナリオの佳作、現在38。原作あるとそこそこだけど、オリジナル作るとダメなタイプっぽい。
  • id:kukky クソ脚本担当の非公開または垢消し逃走を見越しての画像埋め込みと推測し検索したところ、現時点では健在でした! @TsuchiyaKen1981

槌谷健 https://twitter.com/TsuchiyaKen1981


オマケ


こういう悩みはIT系だけではないようで.



大変だなあ...

*1:ヒルズに恋してると言う割にそのザマか - にぽたん研究所」 http://blog.livedoor.jp/nipotan/archives/19009730.html

*2:「占いサイト」を褒められて喜ぶプログラマなんて珍しいと思うなあ.