若者はなぜ3年で辞めるのか?
若者はなぜ3年で辞めるのか? 年功序列が奪う日本の未来 (光文社新書)
- 作者: 城繁幸
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2006/09/15
- メディア: 新書
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年功序列は終わったと言われて久しい。いまや、上場企業の約9割で成果主義が取り入れられている。とすれば、やる気と才能、そしてハッキリしたキャリアビジョンさえ持ち合わせていれば、若くても活躍できる時代になったのだろうか。いや、そんなことはない。状況はむしろ逆だ。いまの時代、汗水たらして働いても、若いときの苦労はけっして報われない。下手をしたら、一生下働きで終わる可能性もあるのだ――「3年で3割辞める」新卒離職率、「心の病」を抱える 30代社員の急増、ニート、フリーター問題……。ベストセラー『内側から見た富士通「成果主義」の崩壊』の著者が、若者の視点で、いまの若者をとりまく問題の核心に迫る。
http://www.kobunsha.com/book/detail/4-334-03370-9.html
- タイトルにあるように「若者からみた仕事」がテーマであり、人事制度自体はそれほど深くは取り上げていない。
- 意図したのは、二点。
- 昨今の雇用に関する議論において、様々に論は出されているものの、そこには一方の当事者であるはずの若者の視点が欠けているように思えてならない。なにかそこだけ“ぽっかりと”議論が抜け落ちているというか、まるで会議自体に欠席しているかのような印象だ。
- そして、若者自身にも議論に参加して欲しいというのが、二点目の狙いである。普段、同じようなスタンスでいろんな雑誌に寄稿してはいても、中々彼らの耳にまでは届かない。
興味がある本だったのだが,なぜHatenaブックマークでヒットしているのかは謎.
日本企業でのキャリアなんてわれわれはまったく評価しない。あれは本質的にはマックのバイトと同じだから。そういう仕事を自分の意思で何十年も続けてきた人間は、同情はしても評価はできない
http://nais.to/~yto/clog/2006-09-16-3.html
まったく同感.代表的な「ジョブローテーション」なんて,プロ(の卵)を「器用貧乏」に作り替えてしまう制度でしかない.人事の無能ぶり,ここに極まれり.
http://d.hatena.ne.jp/JavaBlack/20060525#p2
http://d.hatena.ne.jp/JavaBlack/20051110#p1