なぜ日本企業による米国企業の買収がしばしば失敗に終わるのか
http://satoshi.blogs.com/life/2007/02/post_7.html
それとこれとは話が別、というのが多くのアメリカ人の考え方である。「会社は100%株主のもの」と割り切った上で、それぞれが「自分の時間」と「会社の与えてくれるもの」を天秤にかけて、「今の会社に残るべきか、別の会社に移るべきか」を毎年とは言わずとも少なくとも2〜3年に一回は真剣に考える、というのは彼らにとってごく当たり前のことである。優秀であればあるほどこの傾向が強い。
日本生まれの日本人だけど,この思想は理解できる.
むしろどうやれば「会社と社員が運命共同体だ」などという発想ができるのかが謎.
せっかく買収しても、日本の経営陣が現地の経営陣や従業員たちがどんな立場で会社と自分自身の関係を見ているかをそもそも理解できていないので、正しいインセンティブ作りができず(というか、インセンティブ作りが必用だとは想像もしていないので)、優秀な人たちから先にどんどんと辞めてしまうのだ。
日本でもこ問題は同じだと思う.
高度経済成長の時代なら年功序列による空手形がインセンティブとなっていたのだけれど,今はその仕組みが崩壊してインセンティブが0の状態になってしまっている.で,優秀な人から率先して辞めていってるのです.