転職も計画的に

http://anond.hatelabo.jp/20090403013528
吊りかな?よくあることだから,どっちでもいいけど.

結論からいうと,今の段階では絶対に辞めるべきではない.これは三日が三ヶ月でも同じ.


そんなの真のブラック企業に比べたらぬるま湯みたいなもんですよ.転職する場合でも日本企業は「正社員歴」を凄く重視するので,辞めずにコツコツ続ける方が絶対に有利.しかも今はプチ氷河期で内定取り消しさえされるご時世なのだから,今辞めると二度と再帰できず,一生『欠陥品』扱いされる可能性も高い.*1仮に転職するとしてもそのまま「正社員」の肩書きで仕事を続け,数年後景気が上向いた時*2に備えるくらいの計画性は欲しい.

とりあえずは気分転換に職務経歴書を書いてみることをお奨めする.それで魅力的な職務経歴書が完成したならば転職も結構だが,普通は空白の広さに呆然とするだけだろう.その空白をどれだけ埋められるか考えながら仕事をすれば,今までとは違った視点が開けるかもしれない.

若者はなぜ3年で辞めるのか? 年功序列が奪う日本の未来 (光文社新書)

若者はなぜ3年で辞めるのか? 年功序列が奪う日本の未来 (光文社新書)

トンカチ持って、ヘラ持って、ペンキ塗って、角材運んで……、
今まで自分がやりたかったこと・将来こんな仕事をするんだろうなという想像などとはあまりにも違いすぎる内容でした。(PC部門の上司を見る限り、普段からこっちも肉体労働が結構頻繁にあるようです)

そのくらいのズレは普通.

もちろん元々苦手だった肉体労働はとてつもなく能率が悪く全然捗らずミスも連発。
まわりの社員さんからは嫌な視線。あまりにも時間がかかるので別の仕事をふられ、そっちの仕事も結局は手伝ってもらってようやく完了。
身体が慣れてなさすぎて筋肉痛だらけです。

ある意味で新卒が即戦力でないのは承知の上だ.失敗した時の視線が痛いのは,新米の時よりもベテランになってからの方が遥かに辛いぞ.本気で死にたくなる.

体力については1〜2ヶ月もすれば慣れるだろう.若ければもっと早い.*3体力と健康は持っていて損はない貴重な財産だ.せっかくのチャンスなのだから,今の内についでに鍛えておくのが吉.そういう状況ならば食べるのも寝るのも仕事のうちと考えて,きちんと食べて良く寝ること.実は体力の差ではなく,力の入れ方のコツを掴んでないからという可能性もあるが,その場合は先輩たちの動作を見て技術を盗めば良い.

小さい会社なので同期も居ません。

一度でも転職を経験すると,それ以降は同期など一人もいなくなる.そもそも同期なんて4月一斉入社の習慣を持つ日本企業特有の風習ではないかな?

休みも月に4〜5日しか無いっぽいです。毎晩残業で通勤時間も長く、帰宅するのは真夜中です。

それは人手が足りてないんですよ.むしろ幸運と思うべき.*4

今まで就職のために学んだことは役に立たず、苦手とする仕事ばかりのこの会社を今後何年も続けるのが正直苦痛に感じました。

なにも「一生その仕事を続けろ」とか「半年で辞めるなんて最近の若い者は根性がない」などと言うつもりはない.しかし『新卒』というカードが一度しか使えないように,『第二新卒』というカードが使えるのも,ほぼ一回限りなのだ*5.転職したければ転職活動(のための情報収集)を極秘に始めるのは否定しないが,始めてみれば今の転職市場の絶望的な現実に気付くだろう.

そして今辞めれば『根性が無くてすぐ辞める奴』というレッテルが貼られ,それが次の転職に致命的な悪影響をもたらし,あなたの人生に「失われた十年」ができるだろう.*6

本が大好きなので地元の本屋でバイトしながらフリーター、なんて妄想を今日帰りの電車で延々としていました。

ちなみに,小規模な本屋は見事に斜陽産業だから.一から新規ビジネスを起こすくらいの気概がないと路頭に迷う可能性は高いよ.

ブクマコメントで「本屋こそ体力仕事」というのがあったが,これもその通りだな.本がギッシリ詰まった段ボールを運ぶのは完璧に体力仕事だろう.

*1:http://mo2.dw.land.to/jump.html

*2:というのがもし来ればの話だが.

*3:歳を取ると筋肉痛が三日〜四日後くらいに出るようになる.次の日に出るのは若い証拠だったり.

*4:ブラック企業だと1日/月以下もアリ.

*5:昔はそもそも『第二新卒』というカードさえ無かった.

*6:或いは,そこで人生が終わるかもしんない.