「日本の英語教育の根本的な誤りは、「使うことを想定していない」ことにある」?
https://globe.asahi.com/article/11780767
技術書や仕様書を正確に読み解く必用のあるときも多くて,精読も実用的な英語の一つだ.
また英会話に限ってさえも誤りが多いと思う.
教科書には長い間 “This is a pen.” という文章が一番最初のレッスンに掲載されていました。
果たしてこの文章を使うことはあるのでしょうか? ちなみに私は英語が話せるようになってもう35年ほどが経ちますが“This is a pen.”という文章を使ったのはおそらく3回もありません。
うーん.YESでもありNOでもあると思う.
たしかに"This is a pen." は使ったことはないだろう.
でも"This is XX."のパターンなら何度もある.
"This is XX."や"I am XX"や"I have XX"はXXの部分を変更すれば応用範囲は非常に広い.Iの部分をYouやWeに変えたり,時制を変えたり仮定法を変えたりすれば,もっと広くなる.*1 *2 初心者向けの「使える英語」だと必須フレーズではないだろうか.*3
この精読というやり方は文章の和訳などをしなければならないときにはかなり役立つ読み方ですが、文章を丸ごと読んですんなり理解するには、あまりにも不自然な読み方だと言わざるを得ません
そうかなあ.速読というのは精読ができないとやっても意味ないことが多い.精読ができない人の速読は,わかったつもりなだけの「なんちゃって速読」で終わってしまう.自分がまさにそうだった.詳細に読み取れる精読能力を鍛えてから,パターンを先読みして速度を上げていった方が,正確且つ高速に読み取れる本当の速読になるようになると思う.
たぶん,少なくともこの三つがあって,
- 日本語順の精読
- 英語の語順通りの精読
- 英語の語順通りの速読
文句言ってる人は1のレベル.ちょっとレベル高い人は2.
1から2へは断絶があるけど,2から3へはシームレスに繋がってる.
朝日新聞GLOBE+
あ,なるほど.
他のもほとんど言いがかりレベル.そこはさほど問題じゃなかった.
たしかに英語教育にも改善すべき点はあるだろうけど,個人でもやればできるレベル.だから日本人にはあの本が必要になる.
どんどん話すための瞬間英作文トレーニング (CD BOOK)
- 作者: 森沢洋介
- 出版社/メーカー: ベレ出版
- 発売日: 2006/10/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 80人 クリック: 383回
- この商品を含むブログ (176件) を見る
http://b.hatena.ne.jp/entry/s/globe.asahi.com/article/11780767
- id:ackey1973 英語を話す機会は少ないけど、ネットの発達で「英語のサイト読みたい」ことが増えた自分としては、そこそこ学校の英語教育は役立ってる。学校と受験で「読むための英語」やってなければ、今ほど英文読めてない。
- id:Cunliffe だから、読む書くも「英語を使う」だよ。RFCとかその手の技術文書読まねえのかこいつ。
- id:soyou-desu 私は塾講師です。「精読」をやり込む生徒達は、英作文も同じほどやります。両者は車の両輪です。そうでなければ「有名大学」の入試は突破できません。限定詞全般や名詞の使い方が「ガタガタ」であることはありません
- id:ksugimori そんなこと言ったら実務で "hello, world" なんて出力したことないんですけど。
*1:九九だって,個々の計算を使う機会は少なくて,それを応用してナンボなんだよね.
*2:"You have the bridge, No.1"はトレッキーの必修フレーズ. https://www.m-nomura.com/st/english.html
*3:むしろ使わないのは"I'm fine and you?"の方だと思う.これに限らず,挨拶関係は使いどころが難しいのよ.たとえば「はじめまして」は初回にしか使わない.