インド人は日本へ来てくれるのか
「派遣エンジニア不足、外国人を大量採用 人材各社」
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ29I9F_R30C17A5MM8000/
一方、アジアの理系学部出身の大卒技術者は待遇改善が見込めるため、日本企業で働きたいという人材も多い。人材各社は需要が大きいと判断した。
待遇「改善」?
日本的SIビジネスの恐ろしさをまだ知らないと見える.*1
ただスキルのある人材の獲得競争は世界中に広がる。日本が選ばれるためには、永住権の取得のしやすさなど、就労の魅力を増す制度を一段と充実させる必要がある。
永住権もらっても,住みやすい国でなければ意味ないぞ.日本人が結婚も子育てもできない国で,外国人にできるだろうか.
それにマネージャー層でも英語を話せない人が多いしな.そこもテコ入れしないと.まさか多数の外国人エンジニアに日本語を学ばせるなんて非効率な真似はするまい.
外国人エンジニアの活用策としてはコスト削減を目的に海外で開発を請け負うオフショアリングなどがあった。外国人のエンジニア派遣では、人材各社は日本人と同等の業務内容を担わせ、待遇も同水準に高めるのが特長だ。
待遇を同水準って....それ「日本の派遣エンジニア」と同水準って事でしょ?
あとで騙されたと思った彼らに逃げられなきゃ良いのだが.
「日本へのインドIT人材招致が成功しない理由」
https://forbesjapan.com/articles/detail/16867/1/1/1
日本ではインド人ITエンジニアを採用する取り組みが進められているが、これは失敗に終わるだろう。その理由は簡単、彼らにとっては母国で働いた方が良いからだ。
原因は、日本では海外人材のニーズを満たす準備ができていないこと。適切な「体制」が存在しないためキャリアが不透明なことに加え、社会経済的条件や日本企業に広まる文化的考え方が問題となっている。
実際、インド人は母国で働いた方が良いのだ。ニューデリーは東京よりも人材の確保と維持において好条件がそろっている。これは、世界経済フォーラム(WEF)が発表した2016〜17年版の国際競争力報告書で示された重要な調査結果の一つだ。
同報告書で示されたインドの「優秀な人材を引き込む力」は23位と、日本の77位に大差をつけた。また「優秀な人材を維持する力」でも、インドは32位と、日本の38位の先を行っている。
これには、いくつか確固たる理由がある。人材は非常に流動的で、成長と機会のある場所へと移動する。過去20?30年の間、2桁台に近い成長率で進化してきたインドに対し、日本は経済停滞から抜け出せずにいた。
その間、インドは米アマゾンなどの外資系大手を誘致してきた。こうした企業は、同国のソフトウエアエンジニアやプログラマー人材を活用するべく、研究センターを設置。インド系企業も事業の国際化を続けている。
母国を去って日本に来るべき理由など、果たしてあるのだろうか?
*1:「日本企業で働きたい」ってところがミソかな.つまり彼らは日本企業で働いてなくて,まだ夢を見てる段階.実際に働いたそこで見るのが悪夢でなければ良いのだが.